2019年もありがとう

 

アイドルってなんだろう。

今年一年、オタクでいる間、モヤッと頭の中にある疑問でした。

 

 

 

2018年4月、2019年9月

好きなアイドルグループから、メンバーがやめました。彼らがやめたことについて、寂しい気持ちと、なんで?という気持ちでした。

やめたことを責める気持ちはありません。彼らの人生だし。でも、純粋に、なんで?という気持ちでした。

 

だって、私の中でのアイドルは、なんでもできる人たちだから。

歌もダンスも演奏もお話も演技も、なんでもできる。なのに、なんでやめたんだろう。

 

友人が、「この曲を歌いたいからアイドルを辞めたんだなと思った」と言っている曲がありました。私も聞いたけど、わかりませんでした。

いいじゃん、アイドルとしてこの歌を歌えば。いいじゃん、やめなくたって。7人でいてくれれば。

 

まあ、こんなこと思ったって、やめるのや~めたなんてことは起こらないし、彼らは彼らで、彼は彼で進んでいくことには変わらないし、ってことはわかってる。

わかってるけど、アイドルでいてくれてもいいじゃん?という気持ちは消えませんでした。

 

だってアイドルだよ?

彼らは、アイドルらしくないアイドルって呼ばれることあるんだよ?

アイドルなのに。って使えるんだよ?

 

とぐるぐる考えるうちに、そもそも、アイドルとはなんだろうと思うようになりました。

 

アイドルだからこうしなきゃいけない

アイドルなのにこんなことしてる

 

アイドルって、なんなの?

 

夏にそんな思いが爆発して、お題箱で、自担がアイドル!と感じるのはいつですか?と聞きました。

 

「マイクを持ち替えた瞬間」

「秒単位でファンサしていく自担」

「ファンが自分のこと好きってわかってるとこ」

「キラキラなダンスとキラキラな笑顔」

「素ではないポーズをしてるとき」

「カメラ向けられたときに瞬時に笑顔になるところ」

「スタトロで下にいるファンにファンサするとこ」

「いつでもニコニコキラキラしてるわけじゃないけど、当たり前のように大勢の前でダンスや歌を披露して、自分が誰かの1番であることを自覚した顔をその場だけでしてくれるとこ」

「カメラ見つけた瞬間のウインク」

 

全部わかる。めちゃめちゃアイドル。みんなの自担、めちゃめちゃアイドル。となりながら、このお題箱の返事、この1年でめちゃめちゃ読みました。

 

歌う、踊る、笑いかける、ウインクをする、手を振る。

 

じゃあ、これができればアイドル?そんなことはないよなあ。私の友達にもできるもん。

 

 

 

と思い、「アイドル」で検索をしてみた。

一番最初に「人気のある若いタレント」と出てきて、わかっとる、そんなことは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!という気持ち。

 

そしてその下に「本来は偶像の意」と書かれていました。

 

ああそうか、偶像か。

そうかもしれない。

 

笑ってくれてる顔も、歌ってくれる歌も、魅せてくれるダンスも、私たちが見たいと切望した結果。

 

なんでもできるように見える彼らは、もしかしたら、自分の好きなことは何もできないのかもしれない。

 

楽しそうに、面白そうに、なんでも、やってくれているのかもしれない。

 

 

そう思うと、心臓の奥がキュッとなりました。

 

 

あのときにみせてくれた楽しそうな笑顔を嘘だとも思いたくないというのはオタクのエゴなのかもしれない。

誰よりも幸せになってほしいくせに、誰よりも幸せを阻んでいるのはオタクなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え~~~~~~~~やだ~~~~~~~!!

 

 

嫌すぎない!?私、アイドルに人生救われてるのに、アイドルは人生救われないの?むり、やだ!ありえない!

 

 

じゃあどうしたら!?

そんなの決まってる。出来うる限りの応援をする。

 

所詮、オタクのエゴかもしれない。

だけど、アイドルであることを選んでくれた彼らを、アイドルとして崇拝し、援軍として応援し、友として一緒に笑いたい。

 

 

結局、アイドルとは、の答えはそれぞれだなと思う。

私の中でも答えは明確にはならないし、彼らがどんなアイドルになりたいかもちゃんと把握してない。

 

 

だけどいいの、私は応援する。彼らは応援される。それでいいなと思った2019年でした。

 

 

 

アイドルでいてくれた、いてくれるあなたへ

幸せをありがとう